自店舗アプリと、モバイルセルフオーダーと連携させてみましょう。
スムーズにアプリから注文ができるようになるだけでなくさまざまなメリットが得られます。
たとえばオーダーデータを分析して、「メニューAをよく注文してくれているお客様に、Aの無料クーポンをプレゼントする」という施策が取れます。
また「支払単価が平均2,000円以上のお客様に、3,000円以上で使える1,000円OFFクーポンをプレゼント」といった施策も取れます。顧客単価が自然と上がるようにして、支払単価が高いお客様のロイヤリティを上げていきましょう。
さらに「来店から数日後に、アプリのオートプッシュ通知で再来店を促すお知らせを配信」という施策も有効です。お客様の熱が冷めないうちにプッシュ通知を配信してリピーター化へつなげましょう。その際はクーポンやセール情報など、行きたいと思わせるお得な情報をメッセージ内容に加えておいてください。
オーダーツールについては、個人情報を取り扱う関係もあってすべてWebサービスとなっています。
いくつか、代表的なモバイルWEBセルフオーダーを以下にご紹介していきます。
そのあとで、アプリと連携させる方法をご紹介します。
1:モバイルセルフオーダーとは?店内飲食に関する注文を効率化できるシステム!
モバイルセルフオーダーとは、「お客様自身でレジを通さずに、手持ちのモバイル機器からメニューを注文したりお会計、決済を済ませられるシステム」です。
モバイルセルフオーダーを導入すると、
1.来店して席へ座るか、あるいは自宅や外出先にいる状態でスマホを操作
2.デジタルメニューでメニューを選択、決済方法を指定して支払う
3.来店した後に注文番号を教えてメニューを受け取り、席へ座る
といったプロセスが実現します。
お客様は来店しても大丈夫ですが、自宅といった来店していない環境でもスマホ経由で注文操作ができます。商品の受取通知を待って来店し、席に座って食事を行うだけで済むのがポイントです。決済は事前に済ませる設定にしておけば、後はお店から帰るだけでよいので楽です。
店舗としては、システム上でメニュー注文を受けてから調理、受取に来たお客様へ渡すだけで作業が完了します。他の手間は必要ないのでオペレーションが効率化するでしょう。
モバイルセルフオーダーの事例としては、
・マクドナルド:テイクアウト注文も可能
・すき家:一番お得なクーポンが自動適用される
といったチェーン店が挙げられます。
2:導入メリット
モバイルセルフオーダーを導入すると次のようなメリットがあります。
✔ オーダーミスを減らせる
✔ オーダー端末機を削減できる
✔ オーダー作業やレジ作業が減り業務効率化向上、人件費削減になる
✔ お客様が注文しやすく、待ち時間が減り回転率の向上が期待できる
3:費用も確認!モバイルセルフオーダーWEBツールのご紹介
※表示金額は税込
■QR Order
特徴
決済システム「Square」とも連携しているサービスです。お客様がカメラを使い、店舗側でテーブルに設置したQRコードを読み取るだけでオーダー画面を見せることができます。
また
・メニューを日・英・中・韓の合計4か国語に自動で翻訳可能
・レシートプリンターがセットになっており多言語出力にも対応
・商品の「準備中」といったステータスを簡単に確認可能
といった特徴も備えています。
公式サイトのQRコードから、お客様からどのようにオーダー画面が見えるのかデモが閲覧可能です。ぜひお試しください。
費用
・初期費用:10万7,800円
・月額費用:0円~1万780円(1店舗当たり、0円のライトプランはオーダー機能なし)
■O:der
URL https://business.oderapp.jp/
特徴
店内飲食やテイクアウトに対応したシステムを提供しています。店内飲食のモバイルセルフオーダーを導入する場合は、「O:der Table」を導入することになるでしょう。
O:der TableではQR Orderと同じように、席へ専用QRコードを設置することでお客様のスマホへオーダー画面を提示可能です。もちろん追加注文といった希望にも対応可能になっています。
それだけでなく、
・スマホ内で決済を済ませる
・ポイントやクーポンを配布する
といった機能も搭載可能です。
・POS連携
・多言語対応
・CRM表示
といった店舗側で欲しい機能も複数搭載されており、24時間365日サポートしてくれるのでトラブルが起きても安心できるのも魅力になっています。
費用
・各種費用:お問い合わせください
■Okage
特徴
モバイルセルフオーダーサービス「Okage Go 店内版」を提供しています。
いたずら防止といった観点から、「ワンタイムQRコード」というその場限りの注文用QRコードを発行できるようになっています。またセルフオーダー画面に自店舗のSNSアカウントリンクを貼って誘導できる点もメリットです。
画面はフリーレイアウトにより、店舗の独自感を出しながら分かりやすい画面を追求できるようになっています。OkageシリーズのPOSレジといった関連サービスと連携できる点もメリットです。
セルフセットアッププランにすれば自分で基本設定を行う必要がありますが、初期費用が0円になるので導入しやすくなります。特典もあるので公式で確認してみましょう。
費用
・初期費用:0円~
・月額費用:1万1,100円〜
4:アプリとモバイルセルフオーダーを連携!方法は3通り
モバイルセルフオーダー連携の方法をご紹介していきます。
それぞれのメリット・デメリットを比較して一番適した方法で連携させてみてください。
①アプリにモバイル/セルフオーダーのURLを設置し遷移
アプリにモバイルやセルフオーダーシステムに関するURLを設置して、アクセスができるように調整できます。
メリット
・システムを改修・開発せずに遷移先のURLをアプリメニューに設置するだけ個人情報はオーダーツールで取得可能
・すぐに別途費用なしで対応可能
デメリット
・オーダーツール側の情報はアプリ側に反映されない
②アプリのUIDパラメーターを設置してモバイル/セルフオーダーシステムと連携させる
メリット
・アプリの基本機能なので追加開発なし。ヘルプページに設置の詳細説明あり
・アプリのユーザーID・会員証番号・ニックネームの紐づけが可能
・モバイルオーダーシステム側でアプリのUIDのCSVをアプリの管理画面からプッシュ通知・クーポンを付与
・すぐに別途費用なしで対応可能
デメリット
・連携される内容はアプリ、ユーザーID・会員証番号・ニックネームのみをオーダーシステム側に連携するのみ
③API連携開発でアプリと各種システムのつなぎこみを行う(2022年より)
(※現在最新APIを開発中)
メリット
API開発すればモバイルオーダー側の情報をアプリに表示させることが可能。
デメリット
API開発により開発コストがかかる。アプリリリースが遅延
5:まとめ
今回はモバイルセルフオーダーの概要やメリット、アプリと連携させる利点などをご紹介してきました。
モバイルセルフオーダーだけでDXが実現するわけではありませんが、店内飲食に関する業務を効率化できるだけで収益にも大きな効果が出やすいです。
自店舗アプリと連携させればクーポン施策なども打ちやすくなるので、ぜひ活用してみましょう。
ご不明な点やご相談は担当までお気軽にお問合せください。